そんなお悩みをお持ちの方々、まずはこちらをご覧ください
これは焼けたクラッチプレートです
サビではなく「焼け」です
下の写真は新品のクラッチプレートとの比較です
左が新品、右が今回外したクラッチプレート
その差は歴然ですね
チタンが熱がかかることにより色が変わり虹色になるのはみなさんよくご存知だと思いますが
鉄も同じく熱がかかると虹色に変色します
鉄が青く変色するのはおおよそ150℃くらいなので部分的にはそれくらいの温度に達したことがクラッチプレートからわかりますね
エンジンオイルの適正温度は90℃前後、高くても120℃以下が安全な領域です
オイルが常に付着している湿式クラッチに150℃以上になった形跡が見られるということが如何に危険なことか想像に難くないと思われます
そして、金属は熱がかかると変形する性質を持つので、ここまで熱がかかっしまうとクラッチプレートも歪んでしまいます
焼けて変形したクラッチプレートはクラッチの切れを悪くしたり、もしくはズルズルに滑ってしまったりしまいます
今回の場合滑りは起きていなかったものの、ギアの入りが極端に悪く、クラッチレバーを握っても完全切りきれていなかったためクラッチ交換をすることになりました
こちらの車輌は以前に腰上オーバーホール、ボアアップをした履歴があるためクラッチも純正ではなく、Bagus!のオリジナル商品「強化クラッチキット ZEPHYR750」を装着
装着後試乗し、ギアの入り、クラッチの切れがそれぞれ正常であることを確認し作業は完了しました
ギアの入りの悪さの原因は他にも色々有りますので、
シフトペダルが固くてお悩みの方、まずはBagus!にご相談下さい!