本日は、ゼファー750 エンジンオーバーホール
連日のOMEGAピストンですが、
今回は810cc仕様でフルオーバーホール!
まずクランクシャフトは、Bagus!ゼロバランスを行ってから組み込みします。
Bagus!ゼロバランスとはアンバランス量が0.01グラム以内になります。
クランクの次はコンロッド加工。
こちらもエンジンオーバーホール時によく行うコンロッド、フルフロー加工。
材質はベリリウムを使用しています。
そして、
今回の目玉はピストンはOMEGAプロトタイプ!810cc
量産品もこの形状でほぼ決まりです。
567の影響で量産品は大幅に遅れてますがもう少しで出来上がって来ますので、
もうしばらくお待ち下さい。
そして、毎度おなじみのクラッチハウジング交換。
強化クラッチ、強化オイルポンプ、最終型セルクラッチ、などなど対策品を組み込み、
じっくり、じっくりオイルを回し、
目視でヘッドまでオイルが廻ったこと事を確認してからカムシャフトなどを組み込み、
いよいよ火入れの時がやってきます。
(毎回ですがこの時はドキドキします。最初に聞こえるエンジン音でいいか悪いかの判断が付くので、
悪い感じがもし出た場合はやり直しなのでドキドキします)
駄目だこりゃ!となる時はほとんどありませんが(笑
今回も無事にエンジンがかかり成田へ納車となりました。
今まで、エンジン単体でのオーバーホールはお断りしていましたが、
OMEGAピストンの量産品が出来上がって来ましたら、
エンジン単体でオーバーホールの受付を始めたいと思います。
また、時が来たらご案内致します。
どうぞよろしくお願い致します。