毎年何台かオーバーホールするZX12R
今回は1㍉ボアアップ仕様でチューニングも入ります。
83㍉から84㍉へボアアップ 、メッキシリンダーのボアアップはどうやって?
など、質問をいただくので軽く説明を。
アルミメッキシリンダーをボーリングし再メッキするのではなく
溶かした鉄をシリンダーボア内部に溶射しシリンダーボア内部の壁に0.2㍉の鉄の膜を作ります。
そしてこの膜を鏡面仕上げにすることで、ピストンが動く時の抵抗を大幅に減らす事が出来ます。
抵抗はメッキシリンダーの1/3程になります。
(エンジン組むときスルスル動いて思わずにやけてしまいます)
クロスハッチなしでどうやって潤滑するの?
表面はツルツルですが多孔質となっていて、皮膜表面にある微細な穴を利用して油膜を保持することができます。
これはこの数年、自動車メーカーのNやBなどに採用されている方法になります。
メーカーの手法がなぜBagus!で出来るかは私のキャラ得という事で!
こんな感じですが、なんとなく分かって頂けましたかな?
まあ、Bagus!に依頼する方たちは、
『能書きはいいから速くて、壊れないエンジン作って』って感じでしょうかね 笑
研究はつづく・・・